
ACROSS Summer Seminar in Malaysia & Singapore, 2002
ACROSS 夏期セミナー2002 概要
企画:e-dream-s (NPO) 国際部
■期 間:2002年8月2日(金)〜11日(日)(8泊10日+機内泊1)
■訪 問 先:シンガポール & マレーシア (ペナン、クアラルンプール)
■参加人員:40名(家族を含む)
■プログラム:
- Dr. McKay (San Francisco State University) によるTESOL講演
- マレーシアの新首都プトラジャヤ、サイバージャヤ見学
- シンガポールの独立記念日のパレード見学
- イスラム教団体訪問<IKIM(Institut Kefahaman Islam Malaysia)>
- 参加者のタスクを中心としたプログラム
- ACROSS発音訓練、及びその発表
■報告集より
・巻頭言:東南アジア理解のためのキー・コンセプト10 ― 井川好二
・Does Travel Broaden One’s Mind ? ― 辻荘一
■夏期セミナー2002 アンケート結果
■行程表
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| 風船パフォーマンス | コーラス |
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| ショー UNITY | 行進 |
NDP2002からのぞいたSingapore
東京 佐藤 由美子
国の誕生を皆で祝うというNational Day Paradeとは一体どんなものか私には想像しにくいものだった。
スタジアムに入って席についたときまずその大きさに驚いた。人口300万人のシンガポールで6万人がパレードに来るということは
全国民の50人に1人はここに集まってくるのだ。入口で配られたやけに重いバックの中身はシンガポール産NEWATERや
応援グッズとお菓子など。水をマレーシアやインドネシアから輸入しているとは知らなかった。今年の目玉NEWATERで“Happy Birthday”の乾杯をした。
心配していた暑さも幸い雲が出てきてすこし涼しくなり、大風船を回したりscreamしている内に17:30のプレパレードが始まった。
学生によるマスゲームやバンドはどれも日頃の練習がさぞかし大変だったろうと思わせる出来栄えだった。それぞれコンクールなどで
優勝したチームの晴れ舞台だったのだろう。シンガポールの学生は勉強ばかりやっているイメージがあったのだが、
違う面でがんばっている生徒もいるということは当然のことだがすこしほっとさせられた。
Greenview の集会で先生が教えていたFun Danceがここで踊られるという事がやっと分かったのだった。
そしてパラシュート降下部隊に息を呑み、皆で年に1度のこの日を楽しもうという雰囲気がだんだん盛り上がっていった。
18:30 いよいよ本番のパレードである。 国軍、海、空,警察軍だけでなく、国民総防衛というとおり自衛団,赤十字、
国民行動党,ボーイスカウトなど 続々入場してまたたくうちにグランドは整列した軍服や人々で埋め尽くされた。
そこへ大統領が車で颯爽と登場しスタジアム中の歓喜の声はまるで映画のよう。各軍を閲兵している間大砲が撃たれ、
国歌斉唱(マレー語の響きが良い)の時はヘリコプターが国旗をはためかし、最後は爆音とともに戦闘機が空を駆け抜けた。
スピーチもなくひたすら軍事力の披露に終始したのには驚かされた。まったく下記の文章に納得がいったのである。
国民に国防の重要性を徹底させ(心理的防衛)、公共に奉仕する道義心を高め(社会的防衛)、
有事の際にも経済活動が維持できる態勢を整え(経済的防衛)、防災訓練を実施すると同時に飲料水、食料確保の態勢を万全にし
(民事防衛)、その上で国軍を保持するのがこの国の防衛全般のコンセプト「シンガポールを知るための60章 明石書店」
19:20 フィナーレの華やかなショーで強調される言葉はtogether,home,Singaporeans, unity in diversity, one family など。
多民族国家ゆえに常に意識的に統一感を持ち続けなくてはならないのだろうか。
前日ホームステイでJamileさんが 「この国の最重要課題は教育と防衛です。」ときっぱり話されたことを思い出しながら、
花火と音が交錯するなか、スタジアムを後にした。
 <IKIM (Institut Kefahaman Islam Malaysia)>
IKIM (Institut Kefahaman Islam Malaysia)を訪ねて
Institute of Islamic Understanding Malaysia
大竹 勇次
イスラームと言うとアラーの神、モスク、ラマダン、集団の祈り、そしてジハードとなる。ジハードの影響も重なってか
イスラームの人を動かす規範が分からず、何がしかの恐れを抱いている。これが一般の日本人が持っているイメージかも知れない。
クアラルンプール国際空港からIKIMまでのバスの中で、ガイドさんは当然のごとくイスラムの五行を語ってくれた。
- アッラーを信じること
- 一日5回メッカに向かいお祈りすること
- 寄付や施しをすること。
- 斎戒。断食と言われるが、欲望から逃れ、穢れのない状態にすること。
- 一生に一度はメッカのカーバ神殿に巡礼に行くこと。
これに加えてアクロスの会員は事前学習としてAlastair Pennycook 氏による“ENGLISH AND ISLAM”を配布されていた。
このパンフレットを要約すれば「キリスト教と英語は文明の発展をもたらすものであったが、
イスラム諸国では植民地化からの独立を謳いあげるためにはイスラムの教えに訴えるしかなかった。
だが民族の団結のためイスラムの教えに固守すると世界の趨勢から遅れる。英語と文明の世界を取るのか、民族の団結を優先するか、
イスラムの世界は常に悩ましい問題を抱えている」となる。
2002年8月6日(火)午後、アクロス一行はクアラルンプールにあるIKIMを訪れた。
イスラームの神聖な研究所に相応しく、声を出して騒げない雰囲気のなか一同はまず会議室に案内された。
各人の座席にはマイクがついている。と、どこからかアクロスもこんな施設が欲しいなー、の声がした。
Dr.Rahmanから主席評議員の Romanさん(女性)が紹介され、ご自身がパワーポイントを使いながら、研究所の紹介してくれた。
イスラームの教えを広める目的で1992年設立され、図書館、討議室、ホール、集会室、小劇場、事務室がある。
本、新聞、法律誌、専門誌、IKIM関連雑誌なども出版し、またFM放送局もある。
とうとうと話してくれたが、ここでは口を差しはさむ余地がない。先生の講義と同じで、聞くだけというのは辛いものである。
だが逆の立場ならやはりこれ幸いとPRするだろうな、などと思った。
施設についての説明が終わってから質問が始まり、聞くだけでは我慢できないアクロスの人たちが手を挙げだした。
なかなか、熱い質疑応答となりどうなるのかと思わせる雰囲気に包まれる一瞬もあった。
- 原理主義者(fundamentalists)に対する考えを聞かせてください。(信心深い人は皆、fundamentalist である)
- 1日決まった時間に5回祈ると言うが、仕事で手が放せないのに祈ったために経済的損失をこうむることはないのか。(堅苦しく考えなくてよい)
- 経済の発展につれて先進国では宗教離れをしているがマレーシアではどうか。(女性はスカーフをかぶる人が増えているので、全体として増加していると考えてよいーここは訓練としてRomanさんに答えさせていた)
- モスクでは男性だけが祈ることができ、女性は祈れないのは何故なかの。(そんなことない。毎週金曜日は男性のためで、この日は女性にとっては義務ではない)
- アルコールの飲酒はイスラーム教徒でなければ問題はありません。
- 祈らぬことに対しては罰則はありません。
- IKIMの役割は精神的な世界と俗世界を結びつけること。
- 信者でなくてもモスクでお祈りできますか。(できますが、来る人はみんな信者ですよ。何故そんなこと質問するのかと言う表情が印象的であった)
質問はまだまだ沢山あったが、「イスラームは個人の信仰だけを考えるのではなく、社会、政治、経済問題を含め、
人間のすべての活動を認め、かつ解決しようとしているのです」というラーマン氏の言葉の中に、
我々がイスラームの矛盾ではないかと思うことの答えがあるように感じた。
説明、質疑応答後、お土産の交換が行われ、アクロスからは宮城県遠刈田地方の「こけし人形」が贈られた。
それから食堂においてお茶とお茶菓子の接待があった。ミルクティーが美味しくお変わりをする人が多かった。
ラーマン氏もテーブルに座り和やかに語り合っていた。希望者は休憩を早めに切り上げ放送施設を案内してもらい、
24時間態勢の放送機器を見せてもった。時間は16時前であったが、その時の番組は音楽だった。番組は既にセットされ無人であった。
日本にはまだ支部がないのでこのイスラームの声は、日本には届いていない。

ペナンフリースクール(PFS)訪問
辰己ゆきえ
ペナン到着日の翌日、初めてコンタクトティーチャーMr. Ooi Eng Lyeの声を受話器の向こうに聞いた。
そして訓練が終わって20時、Sri Sayangに奥さんと4人の子供たちと揃って来てくれた。
マッケイ先生のレクチャー&ドラマに英語の先生方が来てくれることを確認、ホームステイも予定通り可能、学校訪問でも特別全校集会、
授業見学、PFSの英語科の先生たちとのダイアログセッションのタイムテーブルを準備してくれていた。
さて、8月4日(土)の昼前にSri SayangのカンファレンスルームにEng Lyeは現れた。
また他の英語の先生方、Mr. Thomas Chow, Ms. Suriya Mumari, Ms. Saw Eng Wah, Ms. Teh Bee Kimとコンピュータの先生である
Mr. Ooi Chin Wahの計6人が来た。その時の様子はPFSのウェブサイトに紹介されている。
http://www.pfs.edu.my/news/211.asp
ACROSS
Posted 08/04/2002
The Association of English Teachers for Cross-Cultural Communication [ACROSS] in Japan is visiting us tomorrow at 7.30 am. .
This afternoon, we were invited by them to attend a lecture of Dr. Sandra McKay from University of San Francisco
at Conference Room of Sri Sayang Condominium.
Dr. Sandra McKay talked about being a reflective teacher, in which she described different ways of undertaking action
or classroom based investigations. In the talk she dealt with classroom observations as a way of gathering data
and emphasized the need for collaborative action research in which teachers observed and supported one another.
Teachers from St. George's High School and Convent Green Lane were also present.
The Japanese teachers and their Malaysian counterparts discussed the main difficulties in teaching English
in their respective countries. In summary, the common difficulties are
(a) Both Japanese and Malaysian do not feel the urgency to master the English Language
as they can survive in their own countries without being proficient in English and
(b) English is seldom spoken nor used at home and in school.
そのあと続けてドラマも一緒に見た。Eng Lyeはドラマにも興味をもったようで、
こんなによいものが上演されるともっと早く知っていれば、学校のほうでも上演してほしかったと言っていた。
そして私も含め14人のPFS訪問チームのうち10人が4人の先生方
(Mr. Eng lye, Ooi:灰田、大竹、朴、辰己/Mr. Thomas Chow:木村、道面/Ms. Suriya Mumari:小関、増田/
Ms. Saw Eng Wah:佐藤、中川)の家庭でホームステイするため、それぞれに分かれた。(敬称略)
翌朝、夜明け前、家を出発し、薄暗い中PFSに着き、ホームステイをしていた人たちは皆は7時半に間に合うように
それぞれ登校し再会した。その日の学校のタイムテーブルは以下のとおりである。
9:30からの特別集会に間に合うように残りの4人も合流した。
7:30-School Assembly(毎週月曜日に行われる全校集会)
1st period 8:10- 授業
2nd period 8:50- 授業
3rd period 9:30- Lauching of English Month & Merdeka Day Celebrationsの特別集会、10:40まで
並行して大学進学のクラスは授業をしている
4th period 10:10-
5th period 10:40- 授業
(これ以降7時間目まで、小グループに分かれて英語の授業見学)
6th period 11:20- 授業
7th period 12:00- 授業
8th period 12:40- 授業
40分授業で休み時間がないため、非常に慌ただしく感じた。特別集会についてもPFSのウェブサイトで紹介されている。
http://www.pfs.edu.my/news/212.asp
Launching of English Month and Merdeka Day Celebration
Posted 08/05/2002
The launching was done this morning in the school hall at 9.30 am. After the speeches,
various presentations by the School Choir, Choral Speaking Group,
Malay Cultural Society and school band were given in conjunction with this occasion.
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| Choral Speaking Presentation |
Presentation of Souvenir to Ms Yukie Tatsumi, representative from ACROSS |
特別集会の次は授業見学をした。ただ、山田さん、道面さん、富永さんが見学に行った授業は担当の先生が生徒指導のため、
急きょ自習になった(そういうことはよくあるらしい)。木村さん、辰己が合流して、5人で日本についての授業をすることになった。
対象は日本で言うと中学2年生の30人程の男子生徒だった。私たちの自己紹介で始め、平仮名、片仮名、漢字、
ローマ字について説明した。シャイに見えた男子生徒たちも、日本語の簡単な挨拶を大きな声で練習したり、
「さくらさくら」を歌い、ジャンケンをしているうちにどんどん反応がよくなり、最後に山田先生が用意していた折り紙を配り、
つるを作るときには、机間巡視をしていた私たちに多くの生徒たちが直接折り方を聞きたがり、
興味をもってくれた。非常にやりやすい生徒たちであった。後でチャレンジするようにより小さい折り紙を配り、
授業が終わるや否やさっそく取り掛かる生徒も見えた。
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| The Japanese teachers gave the boys in 2T a lesson on Japanese words of greeting. |
Sayonara, sinsei |
他の授業見学の報告は実際に見学した人からしていただくことにする。
授業見学の後、校長室で、4人のPFSの英語科の先生方と30分ほどしかなかったがダイアログセッションを持った。
実際に見た授業、新聞を利用した授業であったことや英語で授業をすることが成り立っていることなど報告し、
授業を担当した教員がNIEプログラムを取り入れていること等、説明を付け加えた。
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| Summing up their experiences in PFS at the end of the day at the headmaster office. |
日本同様、マレーシアの教育界でも「英語」「IT」がグローバライゼイションにとってキーワードになっているようだ。
しかし、マレーシアと日本では英語教育の現状はずいぶん違うと感じた。現在は学校教育ではマレー語が共通言語であるが、
マレー語が国語になる国語法が制定されたのが1967年、それまでは英語を共通言語として使用する学校も少なくなかった。
それと、母語を異にする多民族国家であることで共通言語が絶対必要という状態である。
実際に英語で日本についての授業を行ったが、PFSの生徒たちの多くは英語を理解することができるようだ。
かと言って必ずしも英語の授業がうまくいっているとは限らないようである。
Eng LyeをはじめPFSの英語科の先生方も研修等に積極的に参加し、自己研磨することが当然のことと考えられていたし、
私たちも今回の交流を通して、マレーシアの英語教員と日本の英語教員と共有できるものがあると感じたのではないだろうか。
Eng Lyeは来年の11月に参加者を募って日本でアクロスとのコラボレーションによる教員セミナーを提案した。
その時は彼らに学校訪問やホームステイなどをしてもらえるような企画をたてたいと今から楽しみにしている。
ペナンフリースクール授業見学報告
Suriya先生の授業
朴 智美
Suriyaさんは若い女性の教師で、とても元気あふれるいきいきとしたひとでした。
私が見学させてもらったのは中学1年生の授業で、生徒数はおよそ30人ぐらいでした。今回はマレーシアで発行されている
'The Star'という英字新聞を使ってする授業でした。どのようにつかうのかというと、
「私について」と題するスクラップブックのようなものに自分の名前や好きなテレビ番組など、
以下に挙げる項目について新聞の中の文字や写真(記事でも広告でもOK)を切り抜いて貼り付けて表現する、という方法でした。
見学してみると、器用に写真や文字を自分の表現したいように貼り付けている子もいれば、新聞を持ってくるのを忘れていて、
今回はじめてもってきてやっと作業ができる、という子もいました。(私の勤める学校と似てるな、とおもいました。)
その子はほとんど英語がしゃべれない、とSuriyaさんはおっしゃっていました。
(サッカーなどのスポーツのためにこの学校にきているのだということでした。日本のスポーツ推薦の制度みたいなものでしょうか。)
しかし、日本の中1とは違い、自分を表現する語彙はとても豊富だとおもいました。語彙についてはSuriyaさんは自分の教えている
クラスの掲示板を借りて"English Corner"をつくってもいました。
わたしが見たのは、a bunch of 〜などの表現(文法的になんていうのか忘れました。)を特集していました。
生徒にイラストつきでカードに書かせたものを10枚ほどかわいらしくはっていました。
担任によってはこのコーナーを作らせてくれないひともいるのだとか。
話は戻りますが、スクラップブックのようなものはマレーシア国内のある団体が主催するコンテストで募集されており、
優秀なものとして1位に選ばれると、賞金なんとRM500があたるという実になるプロジェクトに応募するためのものだそうです。
日本でも賞金となると、みんな一所懸命になるだろうと思いました。
でもやはり、英語に関しては環境が違いすぎるなーと実感してしまいました。
以下はSuriyaさんにもらった授業の説明プリントの内容です。
HUNT FOR REWARDS
Hunters, make sure your school registers for the contest.
Send in the Registration Form now - only registered schools will qualify for prizes!
ARE YOU ready to begin your Hunt? Here is your first list of items to look for .
The items will collectively provide a description of yourself - your personality,
and likes and dislikes. Students must hunt for all 15 items.
- Find these items in The Star( any issue ).
- Cut them out. For each item, five one reason for your choice.
- You may either paste them immediately into your artblock-size scrapbook,
or put them aside till you complete both lists before pastingthem.
The reason for your choice must be written beside each item.
ALL ABOUT ME
- My name and age( cut out letters/numbers to form these )*
- My favourite TV programme
- My hobby
- A game I love to play
- A birthday present I would love to receive
- An outfit I would like to wear
- An electronic gadget or equipment I would like to own
- My role model
- Three things I love about myself
- Three things I hate about myself
- Something /someone that depresses me
- Something/ someone that makes my day
- Three words that describe me physically
- Three words that describe my personality
- Three words that describe the town where I live
*No reasons required for these items
ペナンフリースクール授業見学報告
Level 5 受験対策の講座
小関静江
担当教員はMr. Thomas Chow、日本で言うと高校2年生にあたる生徒たち対象であった。
生徒たちは1000語程度の英文(このときはBrittle Bone Diseaseについて)を授業の最初に与えられ、
自分の主観を入れない等の内容把握のためのポイントや160語程度にまとめること等を確認した。
しばらく読んだ後、病気を引き起こす要因、その対策について質問しながらまとめ、教師は要点を板書した。生徒は口々に発表したが、
教師はポイントとなる発言を的確にひろっていた。
ポイントが出そろった後、各自がノートにそれにそって要約文を書いて発表に備えた。その後各自の書いた文を発表し、話し合った。
40分授業の2コマを使った授業の前半を見た。英文は日本の大学入試で使われる程度の英文であった。
英文を読んで英文でまとめる。当たり前のことであるがテクニックと慣れが必要であると思わされた。
正直この段階まで3の段階で持っていける学校は日本でどれくらいあるだろうか。受験対策ということもありてきぱきと
非常にテンポよく進められていた。
一方で複数の生徒が授業に遅刻してきていた。ひどい生徒は20分近く遅れており、教師は廊下に呼び出して個人的に注意を与えていた。
ある教師は上級生になるとクラスのコントロールが難しいと語っていたがその一部をかいま見た気がする。
St. George's Girl Schoolを訪問して
「生徒を導くには何より教師自身がachieverになり、私もそうなりたいと生徒におもわせることです。
生徒を信じかれらのあらゆる可能性をひきだすのが教師の仕事です。」
にこやかにそしてきっぱりとアイリーン英語科主任が、言うのを聞いて、なんだか少し恥ずかしくなってしまった。
選ばれた優秀な生徒を集めているといわれる 校ではあるが、それでも言葉に見あうだけの実力と努力がなければこういうことは言えない。
学校訪問は校長の次に偉い教頭先生のようなMr.Tehの案内で手際よく進んだ。
予定の時間をすぎても校内見学が中々終わらなかったのは、そこここで見学者が先生たちに話しかけさらに
ちゃんと誰もが親切に返事をしてくれるからであった。
生徒たちは私たちの横を通る時は控えめに挨拶をして、無駄口をきかず、一列でしずかに通り過ぎていく。
日本なら一昔もふた昔も前のことであろう。はジョージタウンのほぼ中心部にあるしずかで穏やかな雰囲気のする学校である。
約束より早く学校へついたので時間まで校庭で写真をとりながら待っていたのだが後で聞く朝早くからカメラをもった人物が何人もいて
通勤してくる先生たちの目にはずいぶん奇異に写っていたようだ。PC関係の教育場所として新校舎も建設中であった。
公立の学校ではあるが、テストで一定以上のスコアがなければこの学校には入れない。
学校運営の資金は国以外にも卒業生や、保護者の寄付金などにもたよっており裕福な家庭の子女も多いようだ。
またペナンでは唯一目の見えない生徒達が普通学級でいっしょに学習している学校でもあり、
そういったシステムの推進校になっているようだ。彼らに対する教育機器もそろっていて、
数人の生徒達が点字で学習している場面も見学した。
職員室はというと、入るとまず、各部のトップの教師の部屋があり、そこからドア一枚で一般の職員の部屋につながっている。
MrTehを含めた3人のNo.2はそれぞれ自分の部屋を持っている。教員の上下関係は、はっきりと示されているようだ。
実際アイリーン先生は超ベテランという感じだが、それ以外の英語科の先生達は皆とても若い。
そして主任教師は英語科教員のすべての授業の状況を把握しているようだった。
見せてもらった授業はフォーム6のプリュニすなわち高校3年の英語の授業であった。
アクティビティーが授業のすべてをしめていて、グループによるインフォメーションギャップを使った活動で最後に
各グループが集めた情報をもとに発表をする。
同じ形の授業は日本でも見ることが多いが、違うのは生徒達がまったく普通にすらすら英語をしゃべり書いているということである。
教師は時々助言をするが、生徒はどんどん自分たちで相談しあっという間に発表のための模造紙を英語でうめてしまった。
実際の発表も質疑をまじえて楽しんでやりとりしながら、活発にすすんでいく。
何か質問はという先生の問いに対して沈黙の瞬間などはまったくなく、どんどん手が挙がり、答えも即座に考えて返す。
生徒の表情は終始生き生きしていた。
授業見学後、お茶とお菓子を味わいながら、英語科教員との意見交換会がもたれ、授業者の先生がさっそく教案をコピーして配ってくれた。
きびきびとしたその応答から日ごろの授業にも自信をもっているのが感じられた。見学中に交えた会話から、
生徒は優秀な子が多いがそれだけ親の期待も大きく、大学進学などの結果を見せなければならないので教師としてやるべきことは
たくさんありそれだけプレッシャーも強いということもわかった。
しかし、教師が取り組むべき本来の仕事にまい進できる体制があってうらやましいとかんじてしまった。
生徒の状況は随分ちがうけれど、手際よくすべてをすすめていくMrTehを見ていて、ひとつの形にとらわれず、
しかし今やっていることに誇りをもってさらに新しく進んでいくそういう学校の姿を自分の現場で実現したいと感じた学校訪問であった。
Convent Light Street 訪問
前任校で知り合ったマレーシアからの留学生Miss Sivagami Sivalingam の紹介で彼女の母校、
Convent Light Streetを訪問することになった。今年は創立150周年である伝統あるキリスト教系の女子高で、
小学生から高校生までが学んでいる。学校内に教会もあるが、信仰に関係なく学べ、生徒、先生の宗教も様々である。
*訪問概要
日時 8月5日(月)訪問時間 9時から13時
場所 SMK Convent Light Street, 10200, Penang MALAYSIA
phone: 604-263-3894
内容
9:00〜 9:30 学校案内
9:40〜10:25 4クラスに分かれ、授業見学
10:25〜11:15 先生方とのミーティング
11:15〜12:00 ホールにて生徒との対話
12:00〜13:00 学校内 Heritage Tour
訪問者 志村・新谷・宮城・竹野・藪・辻明美・辻祐子・辻佐織・岡田
コンタクトティーチャ− Madam Lilly Chee、 Ms. Gurjeet Kaur
校長 Mrs.Amy Tan
学校は7時30分始業、私たちが着いたとき、校内はすでに活気づいていた。
鮮やかなオレンジ色のインドの衣装、バンジャビスーツを身につけたMs. Gurjeet Kaur の案内で職員室に向かい、
校長のMrs.Amy Tan、コンタクトティーチャ−のMs.Lilly Cheeに挨拶する。
電話では歯切れのいい英語だけが耳に残ったが、温かみのある笑顔に私の緊張も少し和らいだ。
私の見学したクラスは高校生で、担当はMs.Nachiamal、彼女によると、クラスはレベル別に編成されており、
そのクラスは一番できるクラスということだった。
教室内はグループに分かれ賑やかに活動していた。黒板にはNIE(Newspapers In Education)と書かれ、課題の説明がある。
The Star 紙の漫画のなかから指定されたキャラクター(例えば A comic character who is greedy など)を7つほど探しだし、
その人物にぴったりだと思う仕事を求人欄から選び、それを選んだ理由も書く、といったもので、
すでに生徒はディスカッションしながら新聞を切り取り、発表用の模造紙に貼り付け、英語で説明を書いているところだった。
先生はグループをまわりながら、選んだ理由を尋ねたり、コメントしたり、生徒と英語でやり取りを行っていた。
スパイダーマンにビルの清掃の仕事を選んだ生徒は、ビルの壁掃除にはぴったりでしょ、と得意げに説明していた。
Ms.Nachiamlの英語の速さはナチュラルスピード、生徒も不自由なく英語を操っているのに、驚かされる。
仕上がったグループから順に前に出て、作成した模造紙を見せながら自分たちの選んだ人物と仕事を発表し、
数グループ残したところでチャイムが鳴った。
どんな展開になるのか予想のつかなかった生徒との対話は広いホールで行われた。
100人ほどの生徒が私たち日本から来た英語教師を待っていた。テーマは日本の学校生活について。
質問のある生徒が手を挙げ、発言し、私たちが答えるといったスタイルですすめられた。
日本の学校は8時半始業、と聞くと会場がどっとどよめいた。7時半は彼らにもきついのかもしれない。
校則にも興味津々、携帯電話を持ってきてもいい、と聞くとまたもどよめきが起った。
生徒の英語がなかなか聞き取れず、また、私たちの英語もなかなか理解されない場面もあり、
Ms.Gurjeet Kaur が間に入って通訳のようになってしまうこともあった。
情けなかったが、相手に伝えるためには、はっきりとした発音がいかに大事であるかを実感することとなった。
最後の校内の歴史案内は担当の生徒二人が案内してくれた。校舎は第二次世界大戦中に日本軍の海軍指令本部として使われたという。
捕虜収容部屋として使われた教室の壁には、自分の名を残そうとしたのだろう、米国兵の名が彫りこまれていた。
英語を取り巻く状況は日本とマレーシアではかなり違うが、現在、他科目はすべてマレー語で授業が行われている中での英語教育、
ということではまったく違うわけではない。当然のように英語のみで授業を進め、生徒もかなり英語を運用できるように思われたが、
先生方は、マレー語、中国語、タミール語などを生徒は使ってしまう、と授業の問題を指摘していた。生徒同士が英語で話すのはほんの少し、
先生も日本語のほうが多いという自分の授業について思った。
生徒とのホールでの対話は実は、通常の授業を変更して行われた。そのことに触れると、日本人と英語で話すことは生徒にとって、
英語がいかに大事なものかを知る貴重な機会である、教育です、との答えが返ってきた。校長
先生をはじめ英語科の先生方にとても誠実に対応していただき、感謝している。先生方の学校への誇りと教育に対する毅然とした態度が印象に残った。
学校訪問
中学3年女子
私が学校訪問にいって私の言っている学校と全然違ったので驚きました。マレーシアの学校の生徒はほとんど一人で行動していて、
友達といても二人だけで大人数で歩いている人は全然いませんでした。日本では一人でいる方が珍しくて、
女子はみんな二人から五人くらいで行動しています。あと、これは学校内だけじゃなかったですけど、
歩いている人はみんな背筋がのびて堂々と歩いているのをみて何かすごいなーと思いました。
授業で驚いたことは、日本と違って私語をしている人が全然いなくて、配られたプリントもみんなよそ見したりしないで真剣に
やっていて真面目だったことと事と先生が質問をした時に積極的に手を挙げている人がいたことです。
授業を受けている生徒は楽しそうでした。
授業を見学した後、生徒からの質問に答えたんですが、その時にマレーシアの学校の事もいろいろ教えてくれました。
学校は朝の7時にはじまって午後の1時半くらいに終わるそうです。朝早いのは大変だけど早く終わるのはちょっといいなと思いました。
日本はだいたい8時半に始まると言うとみんな驚いていました。
あと、校則を破ったり遅刻をするとポイントが引かれていって、何回かポイントを引かれるとすぐに親が呼ばれて最後には退学になってしまうらしいです。
私の学校では少々遅刻しても朝礼の時にちょっと注意を受けるだけで親が呼び出されたりしないのでとても驚きました。
質問に答えると「おぉー!」と言って驚いていたのでやっぱり日本とマレーシアでは全然違うみたいです。
この質問の時も、最後に先生が時間がないので次ので最後と言ったら、みんな本気で「えぇ〜!」といっていました。
私の学校では多分こんな事があってもやる気がない人が沢山いて絶対みんなで終わるのを嫌がったりしません。
この後生徒会の人が校内を案内してくれました。その生徒会の人はとてもしっかありしてて、各所の全部覚えててすごいなぁと思いました。
私が今回の訪問で一番驚いて、いいなと思ったのは、生徒がみんな仲がよさそうだったです。
私の学校ではいくつかグループに分かれていて違うグループの人とはあまり仲が良くなかったりするので、いいなと思いました。
Green View Secondary School 訪問
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