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アクロスの発音訓練で使われる基本的な用語の説明です。

■■横隔膜呼吸

 横隔膜呼吸とは、横隔膜の上下運動によって行われる呼吸で、腹筋を使って吸った息をお腹に溜めお腹に力をいれて吐くため深い呼吸ができ、喉に負担をかけない呼吸法です。
 職業として声を使う俳優、歌手、落語家などはすべて横隔膜呼吸法を使っています。
 英語は元来、強い子音と強勢アクセントを特徴としており、発声をする際日本語よりはるかに強い息が必要になります。
 英語の最も弱化された音でも教室の隅に座っている生徒の耳に届かせることをめざすアクロスの訓練はまず、この横隔膜呼吸の習得から始まります。


■■口形

 呼吸法と同様にアクロスの発音訓練に不可欠なのが8種類の口の形、口形を作る訓練です。
 口の周辺から目の下あたりまでの顔の筋肉を口輪筋と言います。日本語はこの口輪筋をほとんど全く使わずに話すのに対し、英語は子音を鋭く出そうとするほど紺筋肉の強い緊張が必要となり、英語のネイティブスピーカーは意識せずに、口輪筋を緊張させて話しています。長年の日本語話者である我々が弱化された音までも教室の隅に届かせるには、なるべく多くの息を吸うと同時にそれをうまく使うためにこの口形をマスターする必要があります。
 横隔膜呼吸で吸った多くの息をどこにも逃がすことなく、クリアな英語音を作るため、息の最も有効な通り道の形を示しているのがこの口形なのです。
 口形には第1〜第8口形の8つがあり、アクロスは母音も子音も語のすべての音はこの8つの口形のいずれかを使って、子音はより鋭く、母音はより響きよく出すことができると考えます。またこの口形を作って英語音をだす訓練をずっと続けているとやがては、口輪筋がきたえられ自然に口の中がしまり鋭い音がだせるようになります。


■■増幅法・増幅音

 アクロスにおける増幅法とは、日本語音が身についた成人が呼吸法も音作りも異なる英語音を獲得するために用いる訓練法を言います。
 この訓練では、日本語的発声発音習慣を脱するため、ショック療法的にかなりオーバーな発音が要求されます。つまり100%の英語音を得るためには訓練の場では200%の音が要求されるのです。
 初級訓練においては、呼吸量、音量、口のまわりの筋肉の緊張が通常必要とされる以上に要求されます。その結果作り出された音を増幅音と呼びます。それはかなり不自然な誇張されたものになりますが、増幅音が訓練の最終標ではなく、それはあくまで必要十分な英語音を得るための過程の音であり、訓練が進むにつれて徐々に自然な音に近づけることが要求されます。


■■頂点

 日本語の発声と英語の発声は息の使い方において大きく異なっています。たとえば、「エー」という日本語の音を出すときは、息は終始なめらかに出され、その強さや量が変化することはありません。
 一方、英語で[ei]という音を出すときは、発声がなされる前にglottal stop(声門閉鎖)が行われ、大量の息が強く吐き出されることによってそれが解かれ、その瞬間に[e]の音が発声されます。次の[i]は[e]にかけられた息の残りで発声されるためかなり弱い音になります。このよう英語では[ei]という短い音の間でも息の強さと量が変化します。
 [ei]の[e]のように、単語や音節の中で息が最も強くかけられ量の配分も大きい部分の音、それ故に最もよく響く瞬間の音をアクロスでは頂点と呼んでいます。
 横隔膜呼吸で吸われた息を十分に使って切れ味よく頂点をつけるこつをつかむのもアクロスの訓練の目標の一つです。


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